【ネタバレ含む】ユアストーリーを見てしまった【絶対に許さない】

ドラゴンクエスト ユア・ストーリーを見てきた。

今更説明するまでもないとは思うが、国民的RPGシリーズの中でも屈指の人気を誇る5のフルCG映画である。

 

 

 

とりあえずまず問いたい。

制作陣は本当にこれが面白いと思って世に出したのか?

ドラクエに、ドラクエファンに、いったい何の恨みがあるんだ?

 

 

ドラクエ5と言えば私が小学生のころに初めてプレイしたRPGだった。

発売からだいぶ時間が経っていたとはいえ、当時は今のような攻略サイト掲示板もなくて、攻略本を買えるようなお小遣いもなくて、今のように当たり前に各家庭テレビが何台もあったわけでもないから、一日にプレイできる時間も限られていて。

「どこまで進んだ?」「モンスター何連れてる?」「どっちと結婚した?」「ブオーン強くね?」などと休み時間に交わすクラスメイトとの会話が唯一の情報交換の場だった。

親の規制が緩かったり長時間のプレイが許されてたりでストーリーを進めるのが早い子や、ダンジョンを進めるのが得意な子はそれだけでクラスのブレーンになれた。

モンスターや武器を自由帳にずっと描いている絵の上手な子にねだってイラストを描いてもらったりもした。

フローラ派を金の亡者人でなし呼ばわりして本気の喧嘩になったこともあった。

今でも顔を合わせる度に酒を飲みながらビアンカフローラ論争を繰り広げ、最終的に「デボラもありだよね!」なんて結論で無理やり終わらせるのだ。

そうやって形成されていったコミュニティがあった。

 

PS2リメイク版もDS版もスマホ版も買った。

何度でもパパスの最期に胸を締め付けられ、何度でもゲマへの復讐を胸に誓い、何度でも結婚相手に悩み、何度でもブオーンに苦戦し(リメイクの度に弱体化してる気はするけど)何度でもはぐりんを仲間にしようとして夜更かしをし、何度やってもラスボスの影が薄くて名前をど忘れしてしまう。

 

それが、私がドラクエ5とともに歩んできた人生である。

 

 

今回の映画化にあたり、多少の解釈違いが生じるのも仕方のないことだとは思っていた。

そもそもドラクエというシリーズは主人公が一言も言葉を発さないので、主人公の性格や他のキャラクターとの会話などは個人の想像で補完すべき部分が多く、だからこそ主人公=自分という没入感を得られた。

プレイヤーの一人ひとりが主人公で、プレイヤーの数だけの『ドラクエ5』があるものだ。

だから。

炎上の気配は感じていたけれど、あれだけのビッグタイトルだからそりゃ賛否両論あるとは思っていた。なんとは言ってもドラクエ5だもの。

しかし私の大好きなドラクエ5を映像化するのだから、普通の出来では納得してやらないどころか酷評だってしてやるぞ、だって、ドラクエで、しかも5なんだもの。

ドラクエ5を原作としている時点である程度の出来であることは間違いなく、それなりに楽しめるものだろうと信じていた。

 

世間一般である程度の評価を得ることは大前提として、個人的に気になった部分を羅列して「やっぱ懐古厨だから思い出補正が最強なんだわ映画としては悪くなかったけどね」なとと評論してやるつもりで観に行った。

 

以下、まずは原作との相違点、私の個人的な違和感・解釈違いを羅列したものである。

 

※ネタバレを含みます。

 

・パパスと主人公の旅の目的が最初から視聴者には明確です!攫われたママンと勇者探してます!

・幼少期は超特急でダイジェストにてお送りします!10分で終わります!

サンタローズアルカパ?何それパパスの家が雪山にぽつんと一軒あるだけで~す

シレーヌ城の冒険ももちろんダイジェストでお送りします!

・ベラとの冒険?ありませんでした!

ラインハットは関所しかありません!

・↑なので権力争いもありません!

・↑じゃあヘンリーは攫われる必要なくない?

・10年一緒に奴隷やってたはずの主人公はずっとヘンリーの子分だったらしくてずっと敬語です!

・マリア?オラクルベリー?他の街の数々?存在しませ~ん!

・リュカは今どきの若者なので今どきの若者らしい話し方です!「マジ?」とか言っちゃう

・ヘンリーが10年後もいけすかねぇ奴だ!一人称も「余」だ!

・なんか全体的に旅してる感皆無!

・ゲレゲレの走り方よく見たら躍動感皆無!

・スラリンのぷるぷる感足りないけどもしかしてガラス製か何かなの?

・ピエール?仲間になりませ~ん!

・指輪探し?ありませ~ん!ブオーン倒したらルドマン家の財産とフローラあげちゃう!

・主人公はバギマの一つ覚え

・フローラ可愛い!けどそうじゃねぇ!

・おいなんでビアンカの性格そうなった?!フローラ派の陰謀か?!?

・そもそもビアンカとリュカの関係性ってそんな感じなの?

・なんと!ブオーンが仲間になった!

グランバニア?もちろんありませ~ん!

・生まれてくる息子は一人っ子です!!双子?なんのこと?

・神殿行くためにマスドラさんに乗せてもらいます!ブオーン空飛べるのに!

・↑マスドラさん変身できないらしいんで機械が守る妖精の国行ってオーブ取り戻します!

・↑ブオーン空飛べるのに!

・機械が妖精の国守ってたっていいだろ!今回はそういう設定なんだよ!!

・「瞳の色」ってやたら言うけど他の格好いい言い方思いつかなかったん?

・主人公がジャミとゴンズをワンパンで倒します!

・なんとなく全体的な街の印象がFF9っぽい

 

 

 

と、ここまでは良い。(良くない部分も多数あるが)

あれだけの膨大なストーリーを1時間半の映画に詰め込むのだから、カットされる話もあって当然だし幼少期が10分で終わるのも結婚前にブオーンを倒すのも尺の都合ならまぁ目を瞑れる。

原作の私の主人公は一見頼りないけど精悍な顔つきで優しい目をしていて、本当はこんなに頼りなくて優柔不断なわけではないのだけれど、それも仕方ない。

この制作陣にとっての主人公はこうであっただけだ。

前述したとおり、プレイヤー一人一人のドラクエ5があるのだ。

今回の主人公は私の主人公ではなく、監督や脚本の主人公なのだから。

そういった意味での『ユアストーリー』なのかもしれない。

 

思い出補正を越えられるとはハナから思っていないし、まぁ駆け足だけどこんなもんじゃない?

主人公のプロポーズにはきゅんとしたし、ビアンカもフローラもかわいいしCGもきれいだしね。

 

 

酷評してやろうと思っていたけれど、炎上するほど悪くは無い。

 

 

しかし。

 

 

ここから先、最大のネタバレを含みます。

これから見に行く予定の方は絶対に読まない方が良いです。

(むしろあんなもの見ない方が良いというのは置いておいて。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最終決戦。

 

魔界の扉がついに開いてしまうその刹那。

あれだけ壮大なCGでぬるぬる動いていた画面全体が、主人公以外の時間が止まる。時間停止物同人誌によくあるアレ。

息子がぶん投げたはずの天空の剣とともに現れるフリーザ様みたいな奴。

あれ?ミルドラースってこんな奴だっけ?って思ってると、突然処理落ちバグみたいな絵面に。

主人公とフリーザ様以外すべてが停止した世界で、フリーザみたいな奴は次々とCGや背景をぶっ壊しはじめ、この世界の真実を教えてくれた。

 

 

ここから先時間にしたら10分くらい、私は舌打ちが止まらなかったし前の席何度も蹴りそうになった。

 

 

・実は私たちが今まで見せられてきた物語はなんと!この映画の真の主人公がプレイしている体感型ゲームへ進化を遂げたドラクエ5のVR世界の映像でした!劇中劇ってやつ!

・幼少期はプレイヤーによってスキップされたのでダイジェストでお送りしました!

・今目の前にいるのはミルドラースではなくこのゲームをぶっ壊すウイルスです!

 

そんで自己紹介を終えたウイルスが、私たちが今までリュカだと思っていた誰かも知らないプレイヤーに、この映画を見ている観客に笑顔を向けてのたまう。

 

 

 

 

「ゲームなんてやめていい加減大人になれよwwww」

 

 

 

 

この後、ゲームの世界は虚構だけどゲームをしていた時間は本物なんだぜ的なこと言って私たちがリュカだと思っていた誰かも知らないプレイヤーが覚醒して、実は今まで仲間のフリしてたけど本当はアンチウイルスシステムだったスラリンが急に山寺宏一の声で喋りだしてロトの剣みたいなやつでウイルス倒してやったぜこれでエンディングかな?っていって終わるのだが、もう正直全部どうでもいいよく覚えてないし。

 

 

 

これが同人誌や趣味での創作物であれば、こんな使い古された何の工夫もないメタ展開も笑い飛ばせたと思う。

しかしこれは、ドラゴンクエストの名を冠した公式映像作品なのである。

 

 

 

 

 

なんてことをしてくれたんだ。

 

 

 

 

 

私はドラクエ5の映画を見に来たはずだった。

ただノスタルジーに浸りたかっただけなのかもしれない。

でも、ドラクエ5の映画を見に来たのだ。

ドラクエ5をプレイする知らない誰かの映画を見に来たわけではない。

 

 

 

突如として突きつけられる『ドラクエ5をプレイする誰かの存在』。

 

 

浴びせられた暴言。

 

 

『いい歳してゲームとかやってる奴まじ引くわwww』『お前らが今まで見てきた奴、全部プログラムwww』『尊敬する父親も、悩んだ末に選んだ嫁も、頼もしい仲間も、可愛い子供も、全部全部偽物のプログラムwww』

 

 

 

要約するとこんな感じである。

 

 

こんな分かりきったことを、わざわざ金払ってそのゲームの世界観に浸りに来たユーザーに知らしめる必要はあったのか?

 

 

『ゲームを楽しんだ気持ちと時間は本物なんだウオオオオ』(うろ覚え)なんて、今更わざわざ言う必要はあったのか?

 

 

 

ドラクエ5と一緒に大人になってきた。

ドラクエ5が大好きで、ドラクエ5が好きな友達と仲良くなって、ドラクエ5を好きなままで大人になった。

 

 

しかし大好きなドラゴンクエストの名を冠する映像作品の中で、ドラゴンクエストとともに歩んだ人生を、その経験からなる今の自分を、それらを与えてくれた大切な作品を、使い古され何のひねりも工夫もない手法で踏みにじられたのだ。

 

 

 

恐らく作中で伝えたかったことがあるとすれば、主人公の「ゲームしていた時間は本物」とかそういうセリフなのだろうが、そんな陳腐な台詞はもうどうでもいいのだ。

 

 

ネタバレを踏まないように細心の注意を払い、忙しい合間を縫って劇場まで足を運び、代金を払い、気になる点は多々あれどそれなりに制作側に敬意を払って今ここに座っている大人たち全てを、そしてその人達がもつ歴史。

 

それら全てを嘲笑するような大人がこの映画をつくり、他の大人たちのGOサインによって公開となったわけだ。

 

 

大切にしまっておいた卒業アルバムを恩師の手で引きちぎられ糞を塗られて燃やされたような気分だった。

 

 

大好きなドラクエでこんな気持ちになるとは思わなかった。

 

この映画を見るまではただの一片の曇りもなくドラクエ5が大好きなままでいられたのにと思うと、本当に悔しくて悲しい。

 

大好きな作品をモチーフにして、ここまで不愉快なものが完成されてしまったことがなによりも悲しい。

 

ドラクエを愛して生きてきたからこそ、私と同じようにドラクエ愛する人には絶対に見てほしくない。

 

 

子供の頃にゲームを買ってもらえず、クラスメイトの輪に入れずにいじめられた子が大人になって復習のために作ったのではないかとすら思う。

 

 


監督、脚本、他、シナリオに関わるスタッフの方。 

ここまでして印象に残りたかったのですか?

お望み通り、私は山崎貴の名前は絶対に忘れることはないと思います。

 

 

 

 

絶対に、絶対に許さない。

 

遺書を書いた話

タイトルの通り、遺書を書いたことがある。

 

日本の上空を隣国のミサイルが通過したあの朝のことだ。

 

私はその日寝つきが悪く、一睡も出来ずにダラダラとネットのくだらない文章に目を通しながら、今からでも睡眠を取るべきかこのまま起き続けて仕事にいくか、そんな事を考えていたのを覚えている。

 

眠れないながらも瞼を閉じて数分、耳慣れない不快な音でスマートフォンが不穏な知らせを告げた。

アパートのすぐ向かいにある市内放送用のスピーカーからも同じ不快音が響き渡り、慌ててテレビをつければ全局テロップと飛行場のライブ映像が延々と流れ続けていた。

 

寝不足の脳は数分のパニックの後、あぁ、死ぬのか、と思った。

 

死はこうして突然に訪れるものだと、急激に脳が感情と状況を整理し始めた。

 

あれが俗に言う悟りというものだったのだろうか。

 

 

眠気の吹き飛んだ頭で、まず手に取ったのはペンとノート。

どちらもいつもテレビ台の横の収納に入っている。

念の為油性インクのものを選んだ。

それからステンレスのタンブラー。

ビビッドなピンク地に桜の花が描かれた、大型でお気に入りのものである。

 

全日空墜落事故の際、遺体も焼失した中で遺書の入ったステンレスタンブラーだけは燃えずに遺族の手に渡ったという記事を咄嗟に思い出したからだ。

 

 

死ぬのだ。

私は、今日ここで。誰も居ないアパートで。

今日全てが終わるのだ。

 

 

突如直面した「死」への恐怖に震えながら、ペンを持つ。

 

何を記すべきか。

何を遺すべきか。

何を伝えるべきか。

 

迷うことは何も無かった。

私が最期に残したかった言葉は、大切な人達への感謝と「愛している」だけだった。

本当にそれだけだった。

それ以外は何も浮かばなかった。

ただただ、感謝と愛情を伝えきれなかったことだけが生涯での未練だった。

 

日頃、不平不満罵詈雑言を手当り次第に撒き散らしている私が、である。

 

愛されていた。

愛していた。

伝えてこれなかったけれど、愛していた。

生まれ育ったすべての環境に、出会ったすべてのものに感謝している。

 

それだけをただ、まとまらない文章で泣きながら書き殴った。

 

そしてノートから震える手で引きちぎったそれら数枚を雑に折ってタンブラーに突っ込む。毛布を頭から被ってうつ伏せになり、体の下に隠すようにそれを抱えて衝撃を待った。

 

来ない。

 

テレビを見ても相変わらず飛行場の映像。全然爆発しない。

 

あれ?

なんかもっとこう、はだしのゲンみたいになるんじゃないの…?ピカドン

一瞬のうちにボワッとこう、さぁ…

ん?まだ来ない?

なんか避けて?おん?

え、あれ、あの、そうこうしてるうちに出勤しなきゃいけないんですけど…風呂入らなきゃいけないんですけど…え、あ、やだ通り過ぎたの?あ、そう…そうなの~…そっか~死ななかったか~…そっか~…生きてんのか~……そっか~……生きてて良かった~~~~~~~!!!!!!ヒャッホ~~~~ウ!!!!!

 

 

つってね。

 

 

結局その後は普通の一日になりましたけどね。

今となれば笑い話だけど、笑い事じゃなかったんよ。

朝からあれやるのやめて欲しいよね。

仕事中にしてほしいわ。

 

でね、なんでそんな話を思い出したかと言うとですね、しばらく使ってなかったタンブラーにコーヒー入れようとしたら汚ぇ紙切れが出てきましてね。

 

急激にあの日の記憶蘇ってきて、今赤面してベッドで足バタバタさせたところ。

 

 

でもあの日の後、伝えたかった人にきちんと愛していると伝えました。

死ぬ間際に後悔しないようにね。

たぶん返事は「いや、うるせぇわ」って言われたような気がします。都合の悪いことすぐ忘れちゃうからよく覚えてないけどね。

 

今日は真面目にお仕事の話

人事異動が多い弊社。



私は本当にギリ日常生活に支障が出る程度の知能しかないのと、元来怠け者なので仕事ももちろんへっぽこなのね。



そんな私の下に軽度知的障碍の子が配属されて、指示を出す立場になって早4年。




異動の多い弊社の中ではなかなか長めのお付き合い。




この子がねぇ、本当に良い子なのよ。




当時は同じチームに私よりも先輩と上司がいたから割と放っておいたんだけど、
頼りにしてたその二人が異動になってしまって、正直言うと面倒押し付けられた~と思ってたのね。




ていうか私だって自分の仕事でいっぱいいっぱいだし。



しかし2年前。


新しく配属された上司がガチモンのクソ野郎で、標的にされた私は毎日執拗なパワハラを受け続けてガチギレしてマジの大喧嘩を起こしまして。




(営業成績落ちたら全部お前のせいみたいなこと言われてマジでクソだった。私事務方なのに。その後2000万の契約とったら黙ったけど。私事務員なのに。)




もう腹立って涙止まんなくて誰も来ない外の喫煙所でウジウジしてたとき、後輩ちゃんがニコニコしながら迎えに来てくれたの。



「そこじゃ日に焼けちゃいますよ、戻りますよ。煙草体に悪いですよ。飴ちゃん持ってきたんでこっちにしましょ!」



って言ってね。



あああああぁぁぁ気配りぃいいいいいい…



それだけでも号泣もんなのに、



「私じゃやれることは少ないですけど、手伝えることもあると思うんで言ってくださいね、あと愚痴も聞けますからね」



って言ってくれてさ。



先輩情けなくて情けなくて。
でも嬉しくてやっぱ号泣ですよ。



こないだもまた性懲りも無く風邪ひいて熱出してたんだけど、社内も休みの人多くてどうしても人手足りなくて仕方なく休日出社しようとしたら



「これからは(派遣切りで人減るから)居る人だけでどうにかするしかないんで、人少ないのは皆も分かってることなんで今日は休んで病院行ってください。」



と言って追い返されました。




た、頼もしい……
(先輩情けない)




そんな頑張り屋さんでしっかり者な後輩ちゃんが、今日ほろっと泣いてるところを見てしまった。



10月から上司が変わって体制も変わって、私のチームも少しずつ仕事の割り振り変えたのね。


事務方に専念してた私も接客するようになって、私の仕事少し引き継いだのね。



ずっと気を張ってたんだろうな。
追い詰められてたのかな。
私は追い詰めてしまっていたのかな。
甘えすぎていたのかな。



一瞬で思い当たる節が多すぎてこっちも泣きそうになっちゃったけど、こういうときはどっしり構えて寄りかかれる立場でなければいけないから。



私は、先輩なので。


4年経ってもこの調子だけどさ。
しんどかったら今度は泣く前に話してよ。


私は、先輩だからさ。


休みが明けたらこれからの仕事の配分、少し相談しようね。


また抹茶味のシュークリーム買ってってあげよ。



今日は反省してもう早めに寝るぞ!

今日のお仕事

せっかく発掘したブログなので、できるだけ活用しようと思うんですよ。

3年前に開設して記事1つってさすがに飽き性にも程があるからねぇ。

というわけでしがないOLの日常をば。


今日はですね、引越しか?ってくらいの荷物を片道1時間半かけて運ぶ仕事だったわけですけれども。



まずね、荷物がね、多い。



ダンボールがね、42箱。




ん?聞き間違いかな?
と思ったけどね、何度確認しても42箱。




あ、はいはい、42箱を運べばいいのね。




オーケィオーケィ42箱ね大丈夫だいじょーぶ見ての通り腕力あっからねいや見ての通りとか言ってこの太さ全部脂肪なんですけどね!ガハハ!なんて脳内で誰かと会話しながら調子よく保管庫行くじゃん?




実際目の当たりにするとダンボール42箱のインパクトがすごい。




パッと見ほぼ壁。




なんかの要塞かな?って思ったもんね。

もしかしたら「要塞かな?」って呟いちゃってたかも知れない。


それくらいのスケール感。



まぁ仕事ですからね、この要塞を落とすためにいざ行かんつって一人で果敢にも挑んだわけですよ。


乗せれる限り台車に乗せてね、まずは車に積まなきゃいけないからね。


あ、車玄関前に付けときゃいいんじゃんね、最短距離で移動できるじゃんね。
ヤダー私ったら段取り悪いわーもうって思いながらね、台車押すじゃん?


ハハハー!これがもう荷物重くて全然台車動かねー!全体重かけてもにっちもさっちも!


デブの全体重vs山積みの荷物!!


お互い睨み合う真ん中で台車がギシギシ鳴るのみ!!ひゅー!どうしようねこれ!!




って一人でオロオロ右往左往してたら上司様が通りかかって、

「こういうのはね、男性の力を借りてみんなでやりましょうよ…(肩ポン)」って言って

男の人集めてくれてみんなで車に積んでくれました。



誰かに何かを頼むのが苦手なのねって指摘されました。



うん、私ってばそういうとこある…





まぁそれでね、私がオロオロしてる間に男性陣が秒で積荷終わらせてくれたので、ここからは私の見せ場の運転ですよ。



しかしそれがね、ダンボール42箱乗せられる車ってね、当然でかいのね。




私の所有する車はね、2代続けて軽自動車なのね。




この車、でけぇな……



ってちょっと途方に暮れてたら課長に見つかって


「乗れんのこれ?」


って聞いてくれたんだけど、


私ももうそろそろベテランと呼ばれても良いくらいのOLだから反射で


「ハハッ大丈夫です運転したことありますんで!」


って答えちゃってね。



私が過去に運転したのって駐車場から駐車場までの200mくらいの距離なんだけどね。



まぁまぁ物怖じせずに『とりあえずやってみよう』の精神は私の短所でもあり長所だからね!!!!




と、とりあえず乗り込むわよー……いやいや座席たっけぇ~!!!



確かに私の全長は約1.5mしかないし足だって人よりも短めのバランスだけどさ、座席高ぇ~!!!

運動能力皆無のデブじゃ乗るのも一苦労よ。




それでもやっとこ乗っていざ運転しようとしたら視界もたっけぇ~!!



もしガンダム乗ったら視界これくらいかな?ってくらい高ぇ~!!



間違ってガンダム乗り込んじゃったかと思って一旦車内の風景見回したら後ろの視界はほぼダンボール!


何あれ要塞かな?



まぁそんなこんなでね、なんとか運転してね。



運転中は特に面白いこともなくてね。
一人でプリキュアメドレーしながらゴキゲンドライブですよ。




ついでにオシャレランチして帰ってきてやったわ。




女一人でっかい車でオシャレ店に駐車するの、なんだか結構恥ずかしかったですね。



あ、駐車は今回はたまたま上手くいったけど、
あんな果てしなく長い車体停めるのもう嫌ですからね。



そして今無事に帰社してトイレでこのブログを書いてます。




全然関係ないけど、長いことトイレに引きこもってブログ書いてたから定時に仕事終わらなくて残業した馬鹿な奴がいるらしいよ。


というわけでやっと仕事終わったので今から帰ります。


ブログってこんな感じであってる?

vs自分にその気はないってことが言いたいだけの人

『あの子の事は妹みたいにしか見てなかったし…』

『お兄ちゃんがいたらこんな感じかなって思ってたから…』


みたいなこと言う奴ら



吐くほど嫌い。



すでに晩御飯の肉じゃが出てきちゃいそう。



いやいや血の繋がりなめんなって。
全然きょうだいってそんなん違うって。


もし相手が全裸でTVを見てたら、特に気にせず、しかしなるべく視界に入れないように、自分が不愉快にならないための努力をして通りすぎる。

きょうだいってそんなもの。


それをさ、
何?
結局のところよ?


自分は性の対象としては見ていないけど、相手は明らかにこちらに好意を持っていて?
まぁ、満更でもないし近くにいると何かと便利だし、正直好かれてるって優越感あるし気持ち良いから放っておいてる、みたいな?
あ、でもsexとかは絶対無理。そういうんじゃねーし。



みたいな相手のことを綺麗な言葉でまとめたのが『お兄ちゃんみたい』で、


これに



まぁ、向こうがやりたいって言うならsexするけどね笑


って一文を足したのが『妹みたい』なんだろ?




汚い。


汚いよ。



そんな汚い気持ちを、家族の単語を使って隠すんじゃないよ。



血の繋がりなめんな。
DNAなめんな。



これをさ、毛先くるくるしたり前髪かきあげたりしながら相談してくるわけじゃん?



なめんな



あのな、これだけは言っておく。


どんなに不細工でも私にとって、男は人種や年齢を問わず性の対象でな?

大事な大事な種の運び屋なんだよ。


弟みたいな存在は弟しかあり得ないんだよ。


お兄ちゃんみたいな存在はお義兄ちゃんしかあり得ないんだよ。


だからさ、そんな話聞いてても全然入ってこないわけ。


つーかお前さ、実際に兄いるじゃん?


何?


お前の兄はそんなあわよくば的な視線で出張土産とかくれるわけ?


ちなみにその土産、私もらってないんだけど。



そいつ私と同じチームで働いてるよな?



あ、私は同僚であって妹じゃないからか~
なるほどな~ってなるか~い




何なん?



こいつら何なん?



私にも土産買ってこいよ。



あぁ、世の中すべてに腹が立つ。



そんな生理前。